News / Nunn Road / 2005 / No.J140 21st Sep. 2005

~Haevest Festival(感謝祭)のご案内~
  2005年10月14日 ナニア園にて

 両クラス一緒に感謝祭に向けて、歌や詩など一生懸命練習しています。
 各行事では、それぞれの行事のテーマに合わせ、子供たちに学んでほしいことを考え、歌や詩、踊りなどを選びます。今回は食べ物の大切さ、そして食べ物を育てる自然界のもの、食べ物にかかわっているたくさんの人達への感謝と言うことを目的としています。

<プログラム>
 ・おやつのパン焼き、自由遊び
 ・大きい子供たち、おやつ用のテーブル準備
 ・発表
 ・おやつ
 ・人形劇
 ・さよならの歌、お花のプレゼント
 ・降園

■■ 小さい子供たちは、飽きることなく元気いっぱい遊びます。彼らが遊びに夢中になるとき、ただ単に何かの遊びをやっていると言うだけでなく、彼らの内 面でいろいろな事が起こっています。先日は、小さい子とお兄さんたちが開いてくれたレストランに食事に行きました。すると他のお客さんたちもやってきて満 席になり、外の待合室にもお客さんがたくさん座って待つなど、どんどん遊びが展開していきました。そうやって、遊びが展開する時、いろいろな会話が始まり ます。彼らはお互いに話し合うことを学び、また遊びもどんどん工夫されていきます。そういう展開が行われる時、彼ら自身の中で喜び、思いやり、充実感が育 ち、表情が生き生きとし、魂が豊かになります。そういう内面の成長は、この時期一番大切な体の成長につながります。

 でも時々残念に思うことがあります。幼稚園には来ないことになっている○○レンジャーなどというテレビのキャラクターがやってくることです。そういうと きの彼らの遊びは、大きな声を出し、走ったり、キックしたり、全くワンパターンの遊びになります。模倣する中で学ぶ彼らは、○○レンジャーのまねをしてい るからです。○○レンジャーの遊びには内面を豊かにするものがありません。それどころか、小さい子供たちが自然に持ち備えている真のやさしさを破壊しさえ もします。また、集中力なども育ちません。

 レストランごっこのように、お店でであったおじちゃんの働く姿や、自分がお父さんお母さんと食べに行った楽しかったことを遊びにする時と○○レンジャーの遊び方をまねするのでは、全く違います。

 以前こういうおかあさんがいらっしゃいました。子供さんがウルトラマンを大好きになってから、キックしたり、戦いの真似をしたり、お母さんの言うことを 聞かなくなったりと、お母さんはとても悩んだ末、ウルトラマンの人形たちを全部ウルトラマンの国へ返されました。(もちろん、ビデオなども)ただウルトラ マン関係のものをなくすだけでは子供は納得しないので、自分で手作りの動物の人形をあげたら、その子がとても子供らしい遊びを始めたと喜ばれていました。

 子供は全身が感覚器官と言われるくらい周りのことをすぐ真似し吸収します。特にテレビのキャラクターものほど刺激的で彼らにとって真似しやすいものはあ りません。もし、子供さんが集中力ないなぁ・・・もう少し言うことを聞いてほしいのに・・・などと悩まれている方がありましたら、キャラクターものの番組 を見る時間を減らすなど変えてみられるといいと思います。上記のお母さんのような例、テレビが「壊れて」子供らしい遊びをするようになった例はたくさんあ ります。

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